
① ホームページは「作った後」が本番
リフォーム会社や工務店の方と話していると、「ホームページはあるけれど、実際に見られているのか分からない」「問い合わせが少ないけれど、どこを直せばいいのか分からない」という声を聞くことがあります。
ホームページは、作ることも大事です。ただ、本当に大事なのは作った後です。公開した後に、現状を確認しながら少しずつ改善していく——この考え方がなければ、ホームページは作った時点のまま止まってしまいます。
その改善のヒントを見つけるために使えるのが、Googleが提供しているアクセス解析ツール「GA4」です。
今回は、GA4の細かい操作方法ではなく、リフォーム会社がホームページ改善のためにGA4をどう活用すればいいのかを整理します。
② GA4は「現状を知る」ためのツール
GA4とは、Googleが提供するアクセス解析ツールです。Googleアカウントを作り、ホームページに専用の計測コードを埋め込むことで、アクセス状況を確認できます。基本的には無料で使えます。
ただ、ここで大事なのは、GA4を難しい分析ツールとして考えすぎないことです。
GA4は、単にアクセス数を見るためのものではありません。
- 自社のホームページが、どのように見られているのか
- どこに関心を持たれているのか
- 逆に、どこが見られていないのか
これを確認するためのツールです。
「現状を知るためにGA4を使う」——この考え方がGA4活用の出発点です。
③ リフォーム会社がGA4で最低限見るべき4つのポイント
では、リフォーム会社がGA4で最低限見るべきポイントは何か。大きく4つあります。
1. 各ページのアクセス状況
ホームページ全体のアクセス数だけでなく、どのページが見られているかを確認します。
施工事例ページは見られているのか、会社案内やスタッフ紹介は見られているのか、リフォームメニューのページは見られているのか、問い合わせページまで進んでいるのか。
ここを見ることで、ホームページのどこに関心を持たれているかが分かります。
2. スマホとパソコンの比率
今は、リフォームを検討するお客様もスマホで情報を見ています。
スマホからのアクセスが多いのであれば、スマホで見やすいホームページになっているかを確認する必要があります。
パソコンではきれいに見えても、スマホでは文字が小さい、ボタンが押しにくい、施工事例が見づらい、問い合わせボタンが分かりにくい——こういった状態では、せっかく見られていても問い合わせにつながりにくくなります。
3. 地域別のアクセス
リフォーム会社は基本的に商圏ビジネスです。
大事なのは全国から見られることではなく、自社の施工エリアの人に見られているかです。
アクセス数が多くても施工エリア外からのアクセスが大半であれば、問い合わせにはつながりにくいかもしれません。
逆に、アクセス数が多くなくても狙っているエリアから見られているなら、価値のあるアクセスと言えます。
4. 流入経路
検索から来ているのか、SNSから来ているのか、広告から来ているのか。
ここを見ることで、情報発信や広告がホームページにつながっているかを確認できます。
たとえば、Instagramを頑張っているのにホームページへの流入が少ないなら、プロフィール導線に問題があるかもしれません。広告を出しているのに問い合わせにつながっていないなら、広告の内容かリンク先のページに問題があるかもしれません。
大切なのは、アクセス数だけでなく「見られ方」を確認することです。
④ 問い合わせにつながっているかを見る
4つのポイントが基本ですが、さらに詳しく使う場合は問い合わせにつながっているかも確認できます。
- 問い合わせページまで進んだ人は何人いるのか
- 問い合わせフォームを開いたけれど、送信せずに離脱していないか
- どのページを見た人が問い合わせにつながっているのか
こういったことが分かると、改善の精度が上がります。
たとえば、問い合わせページまでは見られているのに送信が少ない場合、フォームの入力項目が多すぎるのかもしれません。必須項目が多く、心理的なハードルが高いのかもしれません。
また、施工事例はよく見られているのに問い合わせにつながっていない場合は、施工事例から相談への導線が弱いのかもしれません。
GA4を見ることで、「なんとなく問い合わせが少ない」ではなく、「どこで止まっているのか」を考えやすくなります。
⑤ GA4を見る目的は、ホームページを改善するため
ここで一番お伝えしたいのは、GA4を見る目的は数字を眺めることではないということです。
GA4はホームページの現状を把握するためのツールです。そして、その先にある本当の目的は、ホームページをより良くしていくことです。
リフォーム会社のホームページは、単なる会社案内ではありません。
お客様が問い合わせ前に、「この会社は信頼できそうか」「自分たちの希望を分かってくれそうか」「どんな人が対応してくれるのか」「どんな施工事例があるのか」を確認する場所です。
だからこそ、ホームページは作って終わりではありません。
どのページが見られているのか、どこで離れているのか、問い合わせにつながっているのか——こうした現状を見ながら、少しずつ改善していく必要があります。
GA4は、そのための材料を教えてくれるツールです。
設置して終わりではなく、月に1回でもいいので数字を確認し、ホームページの改善に活かしていくことが大切です。
📋 まとめ
- ホームページは作って公開したら終わりではなく、作った後の改善が本番
- GA4は「現状を知るためのツール」——難しい分析ツールとして構えすぎない
- 最低限見るべき4つのポイントは、各ページのアクセス・スマホ比率・地域・流入経路
- 問い合わせにつながっているかを見ることで「どこで止まっているか」が分かる
- GA4を見る目的は数字を眺めることではなく、ホームページの改善に活かすこと。月1回の確認習慣が大切

この記事を書いた人
平原充明|株式会社エフツー 代表取締役
2010年創業。広島県を拠点にリフォーム会社・工務店専門のマーケティング支援を行う。リフォーム雑誌「HIROSHIMA REFORM」の編集長として15年間・21冊を発行し、450件以上の施工事例を取材。ホームページ改善・集客導線の設計を現場の経験をもとに支援している。
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