① ホームページ、まるごと制作会社に任せきりになっていませんか
「ホームページのことはよく分からないから、制作会社にすべてお任せ」。そういうリフォーム会社は、とても多いです。
制作や更新をプロに任せること自体は、まったく問題ありません。餅は餅屋です。ただ一つだけ、任せきりにすると後で困ることがあります。それが、サーバーとドメインの管理情報です。
今日は、いざというときに会社を守るための、地味だけれど大事な話をします。
② 「制作会社を変えたい」ときに、動けなくなる会社がある
これまで、こんな相談を何度も受けてきました。「制作会社の対応に不満があるので変えたい。でも、変えられないんです」。
理由を聞くと、サーバーもドメインも制作会社の名義で契約されていて、管理画面にもアクセスできない。つまり、自社のホームページなのに、自分たちでは手も足も出せない状態になっているのです。
こうなると、これまで積み上げたページも、検索での評価も、簡単には引き継げません。最悪の場合、ゼロから作り直しになります。
自社のホームページなのに、いざというとき自分たちで動かせない。これが一番もったいない状態です。
③ サーバーとドメインは、家でいう「土地とデータ置き場」
少し整理します。ドメインは、インターネット上の“住所”にあたるもの。サーバーは、ホームページのデータを置く“土地”のようなものです。
どちらも、ホームページを持つうえでの土台です。この土台の契約と管理を人任せにするのは、自分の会社の土地の権利書を、他人に預けっぱなしにするようなもの。普段は困らなくても、いざというときに困ります。
④ 最低限、自社で確認しておくべき4つ
専門的な運用まで自社でやる必要はありません。ただ、次の4つだけは、必ず自社で把握しておいてください。
ひとつ、契約者の名義(自社になっているか)。ふたつ、契約しているサービス会社はどこか。みっつ、管理画面へのアクセス方法。よっつ、更新期限と支払い方法。
これらが分かっていれば、制作会社を変えたいときも、スムーズにホームページを引き継げます。
契約者名義・契約先・管理画面・更新と支払い。この4つだけは、自社で握っておきましょう。
⑤ 任せてもいい。でも「握っておく」ことは手放さない
制作会社を信頼して任せることは、悪いことではありません。大事なのは、任せることと、握っておくことを、分けて考えることです。
作業は任せる。でも、土台の情報は自社で把握しておく。これだけで、将来の選択肢を失わずに済みます。なお、契約情報を社内で保管するときは、パスワードを共有資料に直接書かず、安全な方法で管理してください。
ホームページは、会社の大切な資産です。その資産の鍵は、自社で持っておきましょう。
作業は任せてよい。でも、会社の資産の鍵は、自社で持っておきましょう。

この記事を書いた人
平原充明|株式会社エフツー 代表取締役
2010年創業。広島県を拠点にリフォーム会社・工務店専門のマーケティング支援を行う。リフォーム雑誌「HIROSHIMA REFORM」の編集長として15年間・21冊を発行し、450件以上の施工事例を取材。ホームページの運用・管理体制づくりを、現場の経験をもとに支援している。
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