チラシやテレビCMなどの広告は、折込やテレビ放送をしてみたものの、問い合わせに繋がったと確証が得られないことが多くあります。費用対効果が分かりづらい広告と言えます。
そのため、広告を出す側としては、問い合わせがあった時にのみ広告料を支払う「成果報酬型の広告」は、とても魅力に感じられます。
この度、アプリ開発の企業と広島電鉄が、広告を出した店舗に実際に客が来た場合に応じて料金が発生する新しいスマホ広告の実証実験を行うことになったようです。
仕組みは下記の通りです。
- 新しいアプリ「マワルト」をユーザーはダウンロードをする。
- アプリ内に表示された店舗を訪問した際に、ユーザーは広告と同じ店頭写真を撮影する。
- AIが照合し、同じと判断するとユーザーにはポイントが貯まる。
- ポイントが貯まっていくと、カープの観戦チケットなどに交換できる。
- 一方、広告主は「マワルト」を見てお店へ来たことが確認できた際に、広告料の支払いを行う。
広告主は来店した際にのみ広告料を支払うので、かなり効率が良い仕組みです。
素晴らしい仕組みとも言えるのですが、果たしてうまく行くのでしょうか?
アプリ「マワルト」の広告を見て店舗を訪れる人がかなりの数にならないと、このシステムは成り立ちません。つまり、ある程度の反響が獲得できるかが鍵となります。
これまでも同様の仕組みはありましたが、成功した事例を聞いたことがありません。
例えば、Googleの広告ではクリックしたら課金されますが、クリックだけではなく、問い合わせに繋がった場合にのみ広告料が発生するとなると、Googleは採用するでしょうか?
絶対にしません。なぜなら、ユーザーは広告をクリックして、そこで表示される内容を見た上で、問い合わせをするかどうかを決めます。広告はきっかけに過ぎません。
にも関わらず、問い合わせに繋がらないと料金が発生しないというのであれば、広告を見ることで、店舗に人を動かす方法を理解しておく必要があります。
もしかして、アプリ開発会社はこのノウハウを持っているのかも知れませんが、まずは実証実験ということなので、その推移を注目したいと思います。
当社も広告を扱っているので、広告を出す側の成果報酬型の広告ニーズは理解できるのですが、裏を返せば、「広告を実施することで確実に人を動かす」ことを保証するわけです。
もし、そんなことが出来るのであれば、わざわざ他人に教えることもないと思います(笑)。自分がそのノウハウを使って、確実な集客を行い、事業を拡大していけば良いだけなので・・・。
やはり、広告は調査・予測・実施・結果分析を繰り返しながら、各社に合う広告を作り出していくのが、最も良いやり方だと感じます。
当社はクライアントと一緒になって、その会社にあう広告の仕組みをご提案しておりますので、是非ご相談下さい!
今回の実証実験は広島電鉄のサイトで確認することが出来ます。
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