OB客を活用できない会社の落とし穴|リフォーム戦略設計室

2025.05.07

この記事は「リフォーム戦略設計室」が、これまで工務店・リフォーム会社の集客支援で培ってきた経験をもとにお届けしています。

 

① 新規客ばかり追っていませんか?

 

「OB(過去のお客様)からの問い合わせや紹介が全然ない」
「DMやLINEは送ってみたけど、反応が薄い」

そんな声を、多くのリフォーム会社から聞きます。
でも、それはOB客にニーズがないからではありません。
“対応できない”会社側の事情が原因になっていることが多いのです。

本記事では、OB対応がうまくいかない本質的な理由と、そこから脱却する仕組みづくりのヒントをお届けします。

 

② なぜOB客の活用が重要なのか?

 

OB客は、すでに信頼関係を築いた「既存資産」です。

  • 家の状況を把握している
  • 営業コストが不要
  • 価格競争に巻き込まれにくい
  • 紹介・リピートの可能性が高い

これだけの利点があるにも関わらず、新規客ばかりを追いがちなのはなぜでしょうか?

 

③ OB客を放置してしまう“構造的な理由”

 

❶ 対応する人がいない
多くの会社では、営業や監督が日々の案件対応で手一杯です。
「誰かがOBに連絡すればいい」と思っていても、
専属担当がいないため、つい後回しにされてしまうのが現実です。

❷ 単価の高い新規案件を優先してしまう
OB客の相談は「網戸の張替え」「建具の調整」など、
単価の低い工事から始まることが多いため、売上を追う現場では後回しにされがちです。

❸ そもそも対応の流れが決まっていない
OB客に「どのタイミングで」「誰が」「何を」すべきか、
社内でルールがなく属人化していることがほとんどです。

 

④ 無理なく続けるための仕組み化のポイント

 

OB対応は「精神論」では続きません。
1年単位で“誰が・いつ・どう対応するか”を明確に決めておくことで、日常業務の中でも無理なく運用できます。

たとえば:

  • 1月:年始のご挨拶ハガキ(社長名で)
  • 3月:春のメンテナンスDM(点検予約の案内)
  • 6月:イベント開催のご案内(OB限定の相談会など)
  • 10月:リフォームローン・補助金の最新情報(LINEやメールで配信)
  • 12月:年末の感謝状+簡単な家まわりチェックリスト

担当者が固定できない場合も、役割分担とスケジュール設計で継続は可能です。

 

⑤ リフォーム戦略設計室の支援内容

 

私たち「リフォーム戦略設計室」では、
OBフォローができていない会社に対し、無理なく続けられる“OBマーケティングの仕組み”を構築しています。

  • 顧客データの整備と分類(築年数・施工履歴ベース)
  • LINE・ハガキ・イベントなど複数接点の設計
  • 年間の運用計画と担当者マニュアルの作成
  • 小規模相談会やメンテナンス点検の導入支援

特別な人員を増やさずに、“放置されがちだったOB”を毎月の売上源に変える流れをつくることが可能です。

 

⑥ まとめ|“終わったお客様”ではなく“これからの味方”に

 

OB客は、単に「工事が完了したお客様」ではなく、これからのリフォーム会社の経営を支える最重要顧客資源です。

しかし現実には、「誰が対応するか決まっていない」「忙しくて手が回らない」「新規案件を優先してしまう」といった理由から、対応が後回しになり、結果として関係が途切れてしまっています。

だからこそ今、“人手”ではなく“仕組み”で対応する体制を整えることが重要です。

適切なタイミングで、適切な方法で、適切な情報を届けられれば、OB客との関係は自然と再接続され、リピートや紹介が生まれる土壌になります。

リフォーム戦略設計室では、こうした“仕組みで成果を出すOB活用”を中心に、再現性のあるマーケティング支援を行っています。

「OB施策に取り組みたいが、どう始めれば良いか分からない…」という方は、まずは無料相談をご活用ください。

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