リフォーム会社のHP管理を丸投げしてはいけない理由

2026.05.09


① 「制作会社を変えたい」と思ったとき、思わぬところで立ち止まる

ホームページを作ったものの、使い勝手が悪い、デザインが気に入らない、更新しようとしても操作がわからない。そういった理由で「そろそろ作り替えたい」「別の会社に変えたい」と思っているリフォーム会社は、実は少なくないのではないでしょうか。

ただ、いざ動こうとしたときに、思わぬところで立ち止まってしまうケースがあります。

「サーバーとドメインの管理情報が、自社にない」

今回はこの問題について、具体的にお話しします。


② ホームページを動かしている3つのもの

まず前提として、ホームページが動くために必要なものを整理しておきます。

① サーバー

ホームページのデータを置いておく場所です。レンタルサーバー会社との契約で成り立っています。

②ドメイン

「〇〇〇.com」「〇〇〇.jp」といった、インターネット上の住所にあたるものです。ドメイン会社との契約で管理されています。

③WordPress

多くのリフォーム会社のホームページはこのシステムで動いています。ブログの更新や施工事例の追加もここから行います。

それぞれに管理者情報——つまりログインIDとパスワードがあります。この3つの情報がそろっていないと、ホームページを別の会社に引き継ぐことができません。


③ 新しい制作会社から聞かれることは?

「デザインを一新したい」「別の会社に頼みたい」となったとき、新しい制作会社から最初に聞かれることがあります。

「サーバーとドメインの情報を教えてもらえますか?」

このとき、手元に情報がなければ前の制作会社に問い合わせるしかありません。ところが、ここで問題が起きることがあります。

制作会社、特に個人で動いている方に依頼していた場合、担当者が変わっていた、連絡先が変わっていた、あるいはまったく連絡が取れなくなっていた、といったケースが実際に起きています。

悪意があるわけではないかもしれません。ただ、結果として自社のホームページの情報が、自分たちの手の届かないところにある状態になってしまうのです。


④ 連絡が取れなくなると、何が起きるか

連絡が取れなくなった場合、具体的に何が起きるかを整理します。

  • サーバーの情報がなければ、新しい制作会社はホームページのデータにアクセスできません
  • ドメインの情報がなければ、これまで使ってきたURLを引き継ぐことができません

長年使ってきたURLには、Googleからの評価が蓄積されています。検索結果での表示順位にも影響しています。そのURLを諦めなければならないとなると、ゼロからのスタートになってしまいます。

作り替えたいと思って動いたはずが、余計なコストと時間がかかる。こうした状況は、管理情報を自社で持っていれば、防げることがほとんどです。


⑤ 今すぐ確認・保管しておくべき3つの情報

対策はシンプルです。以下の3つを、自社で把握・保管しておくことです。

  1. サーバーの契約情報——どの会社のサーバーか、ログインIDとパスワード
  2. ドメインの契約情報——どの会社でドメインを取得しているか、ログインIDとパスワード
  3. WordPressの管理者情報——管理画面にログインするためのIDとパスワード

紙でも、社内の共有フォルダでも構いません。「制作会社が持っているから大丈夫」ではなく、自社でも必ず手元に置いておく。これだけで、いざというときのリスクが大きく変わります。


📋 まとめ

  • ホームページは「サーバー・ドメイン・WordPress」の3つで動いており、それぞれにログイン情報がある
  • 制作会社との連絡が取れなくなると、サーバーへのアクセスもURLの引き継ぎもできなくなる
  • 長年使ってきたURLにはGoogleの評価が蓄積されており、失うとSEOがゼロスタートになる
  • 「制作会社が持っているから大丈夫」ではなく、自社でも3つの情報を必ず保管する
  • 今のうちに手元に情報があるか確認しておくことが、将来のリスクを大きく減らす

平原充明

この記事を書いた人

平原充明|株式会社エフツー 代表取締役

2010年創業。広島県を拠点にリフォーム会社・工務店専門のマーケティング支援を行う。リフォーム雑誌「HIROSHIMA REFORM」の編集長として15年間・21冊を発行し、450件以上の施工事例を取材。リフォーム会社のHP運用・ブランド化・情報発信を現場の経験をもとに支援している。

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