
① 問い合わせが増えない原因は、広告の「先」にある
「WEB広告をやってみたけれど、問い合わせが増えなかった」という話をよく耳にします。
広告の予算が少なかったのか、広告の種類が合っていなかったのか、いろいろな原因が考えられます。ただ、多くのケースで見落とされている視点があります。それが、広告をクリックした先のページの設計です。
今回は、WEB広告の種類の整理と、問い合わせにつなげるために何が必要かをお話しします。
② WEB広告の4つの種類を整理する
一口にWEB広告と言っても、実際にはいくつかの種類があります。

① リスティング広告
GoogleやYahoo!の検索画面に表示される広告です。「リフォーム 広島」「キッチンリフォーム 費用」といったキーワードで検索したユーザーに表示されます。今まさにリフォームを検討している人に届きやすいという特徴があります。
② バナー広告
ニュースサイトやブログなどの広告枠に、画像や動画で表示されます。多くの人の目に触れることで、社名や会社のイメージを広く認知してもらうことを目的とした広告です。
③ SNS広告
インスタグラム・Facebook・LINEなどで表示される広告で、年齢・性別・地域・興味関心などで細かくターゲットを絞ることができます。「広島在住・40代以上・住宅に興味がある」といった条件で配信できるため、低予算でもリフォームを検討している可能性の高い層に届けることができます。
④ 動画広告
YouTubeやインスタグラムなどで再生される動画形式の広告です。施工事例や会社の雰囲気を映像で伝えることができ、信頼感やブランド認知を高めるのに向いています。
ただ、種類を選ぶ前に、まず考えるべきことがあります。それは、広告の目的を明確にすることです。
③ 広告の目的は「認知」と「問い合わせ」で分かれる
WEB広告の目的は、大きく2つに分かれます。「認知を上げること」と「問い合わせを増やすこと」です。
認知を上げることが目的であれば、バナー広告・SNS広告・動画広告が向いています。多くの人に見てもらうことが目的なので、クリックされなくても見てもらうだけで意味があります。
一方、問い合わせを増やすことが目的であれば、今すぐ検討している人に届くリスティング広告が向いています。検索して広告を見た人は、すでにリフォームへの関心が高い状態です。
ここで問題になるのが、「問い合わせを増やしたい」という目的で広告を出しているにもかかわらず、認知向けの広告設計のままになっているケースが多いことです。目的と広告の種類がそもそも合っていない。この状態では、どれだけ広告費をかけても問い合わせにはつながりにくい。まずは目的を明確にして、それに合った広告を選ぶことが出発点です。
④ 広告の本当の勝負は「クリックした後」にある
目的に合った広告を選んだとしても、それだけでは問い合わせは増えません。
広告はクリックさせることが第一歩です。しかし本当の勝負は、クリックした後にあります。
広告をクリックした人が最初に見るページのことを、LP(ランディングページ)と言います。問い合わせにつながるかどうかはここで決まります。
リフォーム会社でよく見られるのが、広告から公式サイトのトップページに飛ばすパターンです。認知を上げることが目的であれば一定の意味はありますが、問い合わせを増やすことが目的であれば、目的と設計が合っていない状態です。
トップページには施工事例・会社概要・ブログ・お知らせなど、さまざまな情報が載っています。広告をクリックして来た人は、自分が知りたい情報をすぐに見つけられないと、そのまま離脱してしまいます。問い合わせボタンがどこにあるかわからなければ、問い合わせには至りません。
⑤ 問い合わせにつながるLPの3つの条件
では、問い合わせにつながるLPには何が必要でしょうか。3つのポイントをお伝えします。
① 誰向けのページかが一目でわかること
「水回りのリフォームをお考えの方へ」「マンションのリフォームを検討されている方へ」など、見た瞬間に「自分のことだ」と思ってもらえる入口が必要です。
② 信頼感を伝えるコンテンツがあること
施工事例の写真・お客様の声・会社の考え方や実績など、「この会社に頼んで大丈夫かな」という不安を解消できる情報です。リフォームは高額な買い物ですから、信頼感が問い合わせの背中を押します。
③ 問い合わせへの導線が明確であること
電話番号・メールフォームへのボタンが、ページを見た人が自然にたどり着ける場所にあることが必要です。ページの一番下まで読まないと問い合わせ方法がわからない、というのはよくある問題です。
広告費をかける前に、まず受け皿のページを見直すことをおすすめします。公式サイトをLPとして使う場合も、この3つの条件を満たしているかどうかを確認することが先決です。
📋 まとめ
- WEB広告にはリスティング・バナー・SNS・動画の4種類があり、目的によって選ぶべき種類が異なる
- 「問い合わせを増やしたい」のに認知向けの広告を使っていると、費用をかけても効果が出にくい
- 広告の本当の勝負はクリックした後——LP(ランディングページ)の設計が問い合わせを左右する
- トップページへの誘導は問い合わせ増加の目的には向かない。専用のLPか、整備されたページが必要
- LPの3条件は「誰向けか明確」「信頼感のあるコンテンツ」「問い合わせ導線が明確」

この記事を書いた人
平原充明|株式会社エフツー 代表取締役
2010年創業。広島県を拠点にリフォーム会社・工務店専門のマーケティング支援を行う。リフォーム雑誌「HIROSHIMA REFORM」の編集長として15年間・21冊を発行し、450件以上の施工事例を取材。WEB広告・LP設計・集客の仕組みづくりを現場の経験をもとに支援している。
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