リフォーム産業フェアでセミナーを受講してきました。その中で「失敗を恐れる20代が8割!若手の主体性を高めるための環境づくりとは?」について、少しご紹介させて頂きます。
セミナー講師は株式会社ソリューションのコンサルタントが担当しました。同社は、リフォーム会社の株式会社スペースアップの事業部を分社化して、2006年に設立されています。コンサルティング会社の中でも、リフォーム業界に精通していると言う点に注目です。
さて、今回のテーマは「若手の主体性」でした。
自主性ではなく、主体性です。自主性のある若手スタッフと聞くと、良い印象を持ちませんか?
しかし、自主性と主体性はどちらも評価に値する言葉のように思いますが、微妙に意味が違うので、まずはその違いの理解から入ります。
- 自主性とは・・・自ら率先して行動する性質。指示がなくてもやるべきことを率先して行う態度。
- 主体性とは・・・自らの意思や判断に基づいて自らの責任のもとで行動しようとする態度や性質。
自主性は決められたことを率先してやることを指します。一方、主体性は決められていないことを自らの判断で責任を持って行うことを指します。
経営者や上司の方などは若手スタッフに対して「言われたことしかやらない」というイメージを持っている人がいるのではないでしょうか?
これは裏を返せば「言われていないことも自ら判断して責任を持って行って欲しい」と考えているわけで、これは若手スタッフに主体性を期待しているということです。
しかし、自主性と主体性を混同している場合が多く、若手スタッフに「自主的にやってほしい」と思っていても、言われたことを自主的に行うことと、言われていないことを自主的に行うことを混同してしまっているケースがよくあります。
若手スタッフも自分自身は自主的にやっていると思っていても、「なぜか上司に評価されない」と不満や不安を感じていますが、それは求められているのが主体性であることに気づけていないからです。
実際、言われていないことを自主的にやって、褒められる場合もあれば、逆に「言われていないことは勝手にやるな!」と怒られる場合もあります。
つまり、若手スタッフの中でも主体性が求められる人もいれば、自主性が求められる人もいるということです。
この点を曖昧にしていると、若手スタッフも「会社は自分に何を求めているのだろうか?」と不安を感じていくようです。
このテーマは奥が深く長くなりそうなので、複数回に分けてご紹介したいと思います。
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