3Dプリンターによる建築物を展開する兵庫県西宮市のセレンディクス。
2022年10月に10㎡モデルの発売を開始しましたが、初回販売の6棟は即完売。その理由は何といっても330万円(税込)という魅力的な価格。
販売した6棟のうち、最初の1棟が2023年5月に長野県佐久市に完成しています。建築確認申請を取得し、3Dプリンターで出力した型枠内部に鉄筋を配してコンクリートを充填する「鉄筋コンクリート造」として建築。施工時間はわずか22時間52分で完了。
建物は整骨院の個人施術向けスペースとしてカスケード東京が使用する予定です。
今後は、二人世帯向けの49㎡モデルを予定しており、その価格は550万円。
この価格なら、築年数が古くて、状態の悪い家に住んでいる夫婦2人のシニアは、建て替えとして3Dプリンター住宅を選ぶ人が出てきてもおかしくありません。
実際、すでに1800人以上の方が3Dプリンターで家を建てたいと申込みがあるようで、その大半は住宅ローンが終わっている高齢の方とのこと。完全にリフォームの顧客層です。
同社は2023年度の販売目標と24棟とし、5年後には年間3000棟の供給を目指しているとのこと。
リフォームか3Dプリンター住宅に建て替えか?近い将来、このような選択で悩む方が増える可能性が高いと言えます。
改めて、リフォームの価値、メリットを明確にしておく重要性を感じます。
3Dプリンター住宅に関する詳細は下記よりご覧ください。
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