工務店・リフォーム会社のリフォームチラシ戦略——WEB・SNS時代だからこそ、チラシが効く理由

2026.04.14

① WEB・SNSが普及した今、チラシは不要になったのか

InstagramやYouTubeでリフォーム事例を発信する会社が増え、「これからの集客はSNSやWEBだ」という声をよく聞きます。確かにWEB・SNSの重要性は高まっています。しかし、その流れの中で「チラシはもう古い」と判断して、やめてしまった会社が損をしているケースも少なくありません。

WEB・SNSとチラシは、役割がまったく異なります。

WEBやSNSは、情報を探している人・すでに興味を持っている人に届く媒体です。一方チラシは、まだリフォームを考えていない人にも届けられる、数少ない「攻めの媒体」です。

WEB全盛の時代だからこそ、チラシを出している会社は目立ちます。競合他社がチラシをやめていくなら、続けている会社の優位性はむしろ高まります。


② WEB・SNSとチラシ、それぞれの役割

WEBとチラシの特性を整理すると、役割分担がはっきり見えてきます。

  • WEB・SNS:検索・閲覧した人に届く「受けの媒体」。すでにリフォームを検討している見込み客の信頼獲得に強い
  • チラシ:こちらからターゲットに届ける「攻めの媒体」。潜在的な見込み客に認知を積み上げることができる

リフォームの検討は「いつか」から始まります。今すぐ考えていない人の頭に「あの会社」と刷り込んでおくことが、将来の問い合わせにつながります。チラシはその役割を担う媒体として、今も有効です。


③ リフォームチラシで成果を出す「エリアを絞る」戦略

チラシで成果を出している会社に共通するのが、配布エリアを絞ることです。広い範囲に薄く配布するより、特定のエリアに繰り返し届ける方が、認知の積み上がり方が圧倒的に違います。

● 戸建てエリアに絞る場合

築15〜25年の戸建てが多い町丁目を選びます。この築年数帯は水回りや外壁・屋根のリフォーム需要が高く、見込み客の密度が高いエリアです。そのエリアで実際に施工した事例を掲載したチラシを、季節ごとに繰り返し配布します。

● マンションに絞る場合

特定のマンションを対象に、そのマンションでの施工事例を掲載したチラシを継続配布します。「〇〇マンション2階のキッチンリフォーム事例」など、住民が「自分ごと」として読めるチラシは反響率が上がります。


④ リフォームチラシに載せるべきコンテンツ

チラシの内容は「会社の宣伝」ではなく「お客様の判断を助ける情報」を中心にすることが重要です。

● 必ず入れるべきもの

  • 地域の施工事例写真(ビフォー・アフター):「うちと同じ状況だ」と感じてもらえる
  • 費用の目安:「いくらかかるか分からない」という不安を取り除く
  • お客様の声:「信頼できる会社か」の判断材料になる
  • 創業年数・施工実績:会社としての安心感・信頼感の裏付けになる

● 避けるべきもの

  • 「地域密着」「丁寧な施工」など、どの会社でも言えるありきたりなコピーだけの訴求
  • 施工内容の専門用語だけの羅列
  • 問い合わせ先がわかりにくいレイアウト

⑤ チラシとホームページを連動させる

チラシを見た人がその後取る行動は、まずスマートフォンで会社名を検索することです。そこでホームページが充実していれば信頼感が増し、問い合わせにつながります。逆に、ホームページの情報が古かったり事例が少なかったりすると、せっかくの反響が問い合わせに結びつきません。

チラシに掲載した施工事例をホームページにも掲載しておくことが基本です。

「チラシで認知 → ホームページで信頼 → 問い合わせ」
この流れを設計することで、チラシ1枚の投資対効果が大きく変わります。


📋 まとめ

  • WEB・SNS全盛の今だからこそ「攻めの媒体」チラシは目立ちやすく有効
  • WEBは「探している人」に届く。チラシは「まだ考えていない人」にも届く
  • エリアを絞り、そのエリアの施工事例を掲載して継続配布することが成果の鍵
  • チラシには施工事例・費用の目安・お客様の声・創業実績を盛り込む
  • チラシとホームページを連動させて「認知→信頼→問い合わせ」の流れを設計する

平原充明

この記事を書いた人

平原充明|株式会社エフツー 代表取締役

2010年創業。広島県を拠点にリフォーム会社・工務店専門のマーケティング支援を行う。リフォーム雑誌「HIROSHIMA REFORM」の発行、ポータルサイト・YouTube・インスタグラムの運営、自社イベント「ひろしまリフォームフェス」の開催など、自らメディアを運営しながらクライアントの集客・受注支援を行っている。年間300件以上の相談実績。

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