令和時代のリフォームチラシ。正しい使い方を解説します

2026.05.21


チラシの効果は本当に下がったのか。役割が変わっただけ。正しく理解して続けるべき理由

① 「チラシの時代は終わった」は本当か

「チラシをやっても反響がない」「チラシの時代は終わった」という声を、リフォーム会社の経営者・担当者の方からよく聞くようになりました。実際に、以前と比べてチラシへの反響が落ちていると感じている会社は多いのではないでしょうか。

ただ、本当にチラシはもう終わったのでしょうか。今回はその問いに対して、現場の視点からお話しします。


② チラシの反響が下がった本当の理由

まず、なぜチラシへの反響が下がったのかを整理します。

10年ほど前、スマートフォンの普及率はまだ低い状態でした。リフォームに興味を持ったお客様が情報を得るには、チラシや雑誌、知人への相談といったアナログな手段が中心でした。そのため、チラシを見て直接問い合わせが来るケースが今よりもはるかに多かった。

ところが現在、スマートフォンの普及率は90%を超えています。以前はデジタルに不慣れとされていたシニア層も、スマートフォンで検索して情報を調べるのが当たり前になりました。リフォームに興味を持ったお客様は、まずスマートフォンで調べる。この行動パターンが定着したことが、チラシへの直接的な問い合わせが減った根本的な理由です。

つまり、チラシそのものの力が落ちたというよりも、お客様の情報収集の手段が変わったということです。


③ チラシの「役割」が変わっただけで、機能はしている

では、チラシはもう使えないツールになったのか。私はそうは思いません。

チラシへの「直接の問い合わせ」は確かに減っています。しかし、チラシを見た人がその場で電話しなくても、後日スマートフォンで会社名を検索する、という行動が起きています。

チラシを定期的に折り込んでいる会社は、エリア内の住民に対して継続的に社名を露出できます。何度もチラシを見ていると、いざリフォームを検討したときに「そういえばあの会社があったな」と思い出してもらえる。そしてスマートフォンで社名を検索する。このルートで問い合わせにつながるケースは、決して少なくないと思います。

「即反響を求めるツール」から「社名認知を積み上げるツール」へと役割が変わったと理解することが大切ではないでしょうか。


④ チラシとホームページはセットで機能させる

この流れを踏まえると、チラシとホームページは別々のツールではなく、セットで機能するものとして設計することが重要になります。

チラシで社名を認知してもらい、興味を持った人がホームページを社名検索で訪れる。このルートを想定した上で、ホームページ側の準備が整っているかを確認することが必要です。

社名検索で来た人が最初に見るページは、ほとんどの場合トップページか会社概要です。そこに施工事例・会社の考え方・スタッフの顔が見える情報があれば、問い合わせにつながりやすくなります。逆に、ホームページが更新されていない・情報が古い・施工事例が少ないという状態では、チラシで認知を得ても問い合わせに結びつきにくい。

チラシとホームページ、この2つをセットで考えることで、それぞれの効果が最大限に発揮されます。


⑤ エリアを絞れる——チラシ固有の強みは今も健在

もう一点、チラシが持っている固有の強みについてお話しします。

デジタルの集客手段、たとえばSEO対策やWEB広告は、特定のエリアに絞り込むことが技術的に難しい場合があります。一方、チラシは配布エリアを細かく指定できます。「この町に集中して配布したい」「このエリアの戸建て住宅だけに配りたい」という絞り込みが可能です。

リフォームビジネスは基本的に地域密着型です。対応できるエリアは限られているというビジネスの特性を考えると、特定エリアに絞って積極的に情報発信できるチラシは、リフォーム会社にとって引き続き重要なツールだと思います。

SEO対策で検索上位を狙うことも有効な手段ですが、それは時間がかかります。チラシは今すぐ特定エリアに情報を届けられる即効性があります。両方を組み合わせることで、より効果的な集客設計ができるのではないでしょうか。


📋 まとめ

  • チラシへの直接反響が減ったのは、お客様の情報収集手段がスマートフォンに移ったため
  • チラシの力が落ちたのではなく、「即反響ツール」から「社名認知を積み上げるツール」へ役割が変わった
  • チラシで社名を認知→スマートフォンで検索→ホームページで信頼→問い合わせ、という流れが現在の実態
  • ホームページが古いままでは、チラシで認知を得ても問い合わせに結びつかない
  • 特定エリアに今すぐ情報を届けられるチラシの即効性は、地域密着のリフォーム会社に今も有効

平原充明

この記事を書いた人

平原充明|株式会社エフツー 代表取締役

2010年創業。広島県を拠点にリフォーム会社・工務店専門のマーケティング支援を行う。リフォーム雑誌「HIROSHIMA REFORM」の編集長として15年間・21冊を発行し、450件以上の施工事例を取材。チラシ・HP・情報発信の設計を現場の経験をもとに支援している。

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